大谷翔平の影響力は高市首相にまで波及か…五輪、WBC、ワールドシリーズまで猫も杓子もおんぶにだっこ

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 ワールドシリーズ(WS)が日本シリーズを圧倒している。

 日本時間25日、NHKで放送されたブルージェイズ-ドジャースによるWS第1戦(カナダ・トロント)の午前10時3分から111分間の平均視聴率は18.2%を記録。同日、TBSが中継した日本シリーズ第1戦の10.1%、フジテレビが放送した第2戦の6.0%をいずれも上回ったのだ(ビデオリサーチ調べ=関東地区)。

 WS第1戦はド軍投手陣が打ち込まれ、4-11で大敗したものの、大谷はWS初本塁打を放って見せ場をつくった。一方的な展開になったとはいえ、大谷の活躍を期待する多くのファンがリモコンのチャンネルを変えなかったようだ。

 MLBによれば、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)は、日本で1試合平均734万人の視聴者数を記録し、同シリーズの史上最多を更新。ドジャースとメッツの顔合わせで過去最高だった昨年の583万人を26%も上回った。大谷が3本塁打を放ち、10奪三振をマークした第4戦は1026万人と、驚異的な数字だった。

 国内外で絶大な注目を集める大谷について26日の第2戦を前にブ軍の本拠地ロジャースセンターで報道陣に対応したロブ・マンフレッドコミッショナーは、「ショウヘイは年間を通じ、野球に対して考えられる限り最大の貢献をしてくれた。NLCSでは、史上最高の試合をしてくれた。WSで彼がプレーしてくれるのは幸いなことだ」と大絶賛した上で、2028年ロサンゼルス五輪への現役メジャーリーガーの参加についても「前向きに捉えている」と発言。「課題は残っているが、オーナー陣からも可能であれば実現させたいという意見があり、すでに一歩踏み出した段階にいる」と、経営者サイドのコンセンサスを得たことを示唆したのだ。

 ロス五輪の選手派遣を巡っては「ミッドサマークラシック」といわれるオールスターと開催時期がかぶるため、球宴のスポンサー企業の多くが難色を示してきた。大谷を筆頭にトップ選手が五輪に出場すれば、球宴が空洞化しかねない。テレビ視聴率の低下など、利益を損ないかねないために、スポンサー企業が猛反発したのだ。

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