国内男子プロに欲しい「日の丸を背負う試合」…五輪に加え、もうひとつのカギはマスターズです
女子プロの国別対抗戦(ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン)はオーストラリアが優勝。日本チームは3位決定戦で世界選抜に敗れ4位に終わりましたが、古江彩佳、西郷真央、山下美夢有、竹田麗央の4人は日の丸を胸に力を出し切りました。
この大会は2014年に創設され、隔年開催で各国の代表選手がしのぎを削ります。しかし、男子には五輪以外に日の丸を背負う大会はありません。2年前のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝で、日本代表が米国を3-2で破り、日本中が熱狂しました。あの瞬間は羨ましくもあり、「男子ゴルフにも日の丸をつけて行う団体戦があれば」と思ったものです。
28年のロサンゼルス五輪のゴルフは、これまでの個人戦に加え、男女混合の団体戦が行われます。2人1組の16チームが初日は2人交互に打つフォアサム、2日目は成績の良い人のスコアが採用されるフォアボールの計36ホールの戦いです。
日本人は五輪が大好きですから、ゴルフに興味のない人もきっと見てくれるはずです。そこで男子プロのパワーと飛距離に対し、女子はショットの安定感やスイングリズムの良さなどを比較できるだけでなく、国を代表してのミックスダブルスという競技方法が新たなゴルフの面白さを伝え、ファンを開拓してくれることを願っています。


















