著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

国内男子プロに欲しい「日の丸を背負う試合」…五輪に加え、もうひとつのカギはマスターズです

公開日: 更新日:

 女子プロの国別対抗戦(ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン)はオーストラリアが優勝。日本チームは3位決定戦で世界選抜に敗れ4位に終わりましたが、古江彩佳西郷真央山下美夢有竹田麗央の4人は日の丸を胸に力を出し切りました。

 この大会は2014年に創設され、隔年開催で各国の代表選手がしのぎを削ります。しかし、男子には五輪以外に日の丸を背負う大会はありません。2年前のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝で、日本代表が米国を3-2で破り、日本中が熱狂しました。あの瞬間は羨ましくもあり、「男子ゴルフにも日の丸をつけて行う団体戦があれば」と思ったものです。

 28年のロサンゼルス五輪のゴルフは、これまでの個人戦に加え、男女混合の団体戦が行われます。2人1組の16チームが初日は2人交互に打つフォアサム、2日目は成績の良い人のスコアが採用されるフォアボールの計36ホールの戦いです。

 日本人は五輪が大好きですから、ゴルフに興味のない人もきっと見てくれるはずです。そこで男子プロのパワーと飛距離に対し、女子はショットの安定感やスイングリズムの良さなどを比較できるだけでなく、国を代表してのミックスダブルスという競技方法が新たなゴルフの面白さを伝え、ファンを開拓してくれることを願っています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」