インターネット・アカデミー 西洸人社長(1)祖母が教えてくれた「自分のことより人を先に」が仕事の本質
ウィンドウズ95が発売された1995年、インターネットという言葉すらまだ一般的でなかった時代に、日本初のインターネット専門スクールとして開校したインターネット・アカデミー。
IT教育業界で唯一のW3C(World Wide Web Consortium)メンバーでもある同社は累計卒業生12万人以上を輩出し、個人向けスクール事業と法人向けIT研修事業を展開している。
現在、代表取締役社長を務める西洸人(39)は、生後間もなく母親を亡くし、父方の祖父母に育てられた。その祖母から受けた教えが、今の彼の人生観の礎となっている。
「祖母からは小さい頃から『自分のことよりも、人のことを先にやりなさい』と言われ続けました。親戚みんなで集まってご飯を食べるときも、自分が先に食べるのではなく、先に他の人に譲る。醤油を使うときも『先にどうぞ』と言いなさい、と」
腹がすいているときなどは素直に従えず反発してしまうこともあったが、そういうものなのだと体に染み込んでいった。


















