著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

経営者の決定判断は半数近くが失敗している…3つの理由

公開日: 更新日:

 意思決定の多くは、「どれだけ速く決断できるか」に焦点が置かれがちです。しかし、オハイオ州立大学のナットらの大規模調査は、速さ優先の決断が必ずしも成功につながらないことを明らかにしています。

 この調査では、アメリカとカナダにある中規模から大規模の会社や組織で、経営者などの責任者が下した356件の意思決定を分析しています。これらの決定には、新しい商品を作ったり、機材を購入したり、人事のルールを決めたりといった、会社で日常的に行われるさまざまな決定が含まれていたといいます。しかも、この調査は20年以上に及ぶ、長期的な分析をしたものでした。

 研究チームは、それぞれの意思決定に関わった主要な人物、特に決定に責任を持つ人物にインタビューをし、どのような手順でその決定がなされたのかを詳しく調査。そして、決定が実行された後、2年間追跡調査を行い、2年後もその決定が実行され続けていれば「成功」、途中でやめてしまったり、一部しか使われなくなったり、元のやり方に戻ってしまったりした場合は「失敗」と判断しました。決定の判断を、責任者の「良かった」「悪かった」といった個人の感想で判断せずに、客観的事実に基づいて調査したという点も、特筆すべきことでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮