吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ
「党内は高揚感に包まれています」
日刊ゲンダイにこう語ったのは、日本維新の会の関係者だ。21日に自維連立政権が発足して以降、吉村洋文代表が連日テレビで“ドヤ顔”を浮かべ「日本を前に進める」などと発言。「議員定数の削減」といった看板政策にも世間の注目が集まり、党内で期待感が高まるのもうなずける。
ただ、幹部たちからは早くも連立離脱論が噴出。藤田文武共同代表は22日のネット番組で、定数削減について今国会で法案提出に至らなければ「(連立は)完全にご破算」と、離脱も辞さない態度を示した。馬場伸幸前代表はBS番組で、松井一郎元代表も朝日新聞で“自民が約束を破ったら離脱”という趣旨の発言をしている。どういうことなのか。
「党内には腹の中で『自民に手を貸すなんてあり得ない』と考えている議員が少なからずいます。そういう議員に対し『自民に厳しく対応するから離党しないでね』とメッセージを送っているのだろう」(維新関係者)
みんな与党入りで浮かれ気分かと思いきや、党内の意見は割れ、幹部は引き留めにかかっているわけだ。


















