神宮再開発「新秩父宮ラグビー場」公聴会で大混乱…小池都政の横暴に都庁では徹夜で抗議

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 神宮再開発を巡る小池都政の横暴に徹夜の抗議だ。東京・明治神宮外苑に建設予定の「新秩父宮ラグビー場」の公聴会が23日、都庁で開催。新ラグビー場は神宮再開発の最初の工事だ。商業施設や博物館併設の多目的アリーナに生まれ変わり、高さ48メートル、延べ7.2ヘクタールに及ぶ巨大施設となる。

 だが、目の前には複数の高校がある「第1種文教地区」で「第2種中高層住居専用地域」にも指定されている。そのデカさは日照や通風などの規制に抵触し、本来なら建設できない施設なのだ。

 そのため、建築主の三井不動産や鹿島建設などは、知事の特例許可を申請。しかし建築基準法により、都民に意見を求める公聴会を開かなければ都側の許可は下りない。その手続きが乱暴を極めたのである。

 公聴会の告示は開催8日前。官報の都内版「東京都公報」で案内したきりで、外苑再開発に関する特設サイトへの掲載はなし。「こっそり」アナウンスに加え、公述人になりたければ開催3日前までに意見書を出せとむちゃな注文を突きつけた。

 それでも37人が公述人となったが、公聴会は平日の午後2時開始。半数近くが参加できなかった。そこで公述人たちは「より多くの人が参加できる再度の開催」を訴えたが、出席した都職員はかたくなに拒んだ。午後6時半過ぎには、まだ意見表明していない公述人が十数人も残っていたのに、一方的に終了を宣言したのだ。

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