高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

「オール野党」方式発祥の沖縄の選挙が表顕するもの

公開日: 更新日:

 5日投開票の沖縄県議選で、翁長雄志知事を支持する「オール沖縄」与党は4議席を伸ばして27議席を確保、辺野古基地建設をめぐって国と厳しく対決する知事の立場は一段と強化された。

 選挙直前に元米海兵隊員による女性暴行虐殺事件が起きて、県民の怒りが爆発し、日米地位協定の見直しはもとより、全米軍基地撤去の要求さえ噴き上がる中で、安倍政権が打ち出した対策は「パトロール警官100人増員、パトカー20台増強、街路灯の設置」などで、現地の自民党幹部さえ「小手先にもほどがある。県民をばかにしている」と吐き捨てるほどのものだった。

 これで参院選での島尻安伊子沖縄担当相の当選はますます難しくなった。今回県議選の12の選挙区の得票数を見ると、宮古島を除く11の区で与党のオール沖縄の合計得票が野党を上回っており、そのうち7区で与党がトップ当選を果たしていて、オール沖縄側に勢いが感じられる。今回の与野党の得票がそのまま参院選に反映すると仮定した場合、県政与党側の伊波洋一に28万4661票、野党側の島尻に18万2865票となって伊波の圧勝となる。

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