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高橋乗宣
著者のコラム一覧
高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

相模原だけじゃない 世界規模で連鎖する身勝手な凶悪犯罪

「障害者なんていなくなってしまえ」――。こんな勝手な理由でおびただしい数の命を次々奪うとは「まさか」と言うほかない。相模原の障害者施説で40人以上を刺し続けた男は、自身の抱いた歪んだ価値観に基づき、凶行に及んだようだ。

 手前勝手な“信念”に根差した残虐非道な行為はISのテロを彷彿とさせるが、気がつけば世界のいたる所で、エゴイスティックな殺戮が頻発している。

 今月1日にはテロ集団がバングラデシュの首都ダッカの高級レストランを襲撃。日本人7人を含む22人が殺された。実行メンバーは富裕層出身のエリートばかり。過激な思想にかぶれた高学歴の若者たちの身勝手なテロ行為は、数々の凶悪犯罪を起こしたオウム真理教を思い出させる。

 フランス南部のニースでは、花火見物中の群衆にトラックが突っ込んで暴走。ドイツでは1週間で4件の襲撃事件が発生した。ミュンヘンのショッピングセンターで銃を乱射し、9人を撃ち殺した後、自殺した18歳の少年は特に異様だ。大量殺人に異常な関心を持ち、1年前から犯行を計画していたようだ。単なる自己の好奇心を満足させるためだけに、他人を撃ち殺した可能性がある。

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