五輪メリットは「国威発揚」 NHKが憲章と真逆の仰天解説

公開日: 更新日:

 ビックリ仰天した視聴者も多かっただろう。21日のNHKの番組「おはよう日本」。オリンピックを扱ったコーナーで、「五輪開催5つのメリット」としてナント! 「国威発揚」を挙げていたからだ。

「リオ五輪 成果と課題」と題し、刈谷富士雄解説委員が登場。刈谷解説委員は、まず、過去最多の41個のメダルを獲得したリオ五輪の日本勢の活躍について「目標を達成した」と評価。そして、2020年の東京五輪に向け、競技人口の底上げやスポーツ環境を整える必要性を訴えた。驚いたのは次の場面だ。

「何のためにオリンピックを開くのか。その国、都市にとって何のメリットがあるのか」と投げ掛けると、五輪のメリットとして真っ先に「国威発揚」を示したのだ。

 オリンピックを国威発揚の場にしたのがナチス・ドイツだ。聖火リレーの導入やサーチライトを使った光の演出など、ヒトラーは権力を世界に見せつけるため、徹底的に政治利用した。その反省から生まれたのが、オリンピック精神の根本原則を示した「オリンピック憲章」だ。JOC(日本オリンピック委員会)ホームページの「オリンピズムってなんだろう」と題したコーナーで、同憲章は〈オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない〉とある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    記者に激高…二階幹事長「秋元カジノ疑惑」に怒り大爆発

  2. 2

    詩織さん重要発言 安倍首相に山口氏“海外逃亡”根回し疑惑

  3. 3

    「山健組」の弱体化を招いた元ナンバー3への“絶縁処分”

  4. 4

    馬券生活5年で3億8971万円! プロ馬券師の「稼ぎの神髄」

  5. 5

    セカンドレイプ賠償請求にビビる?“アベ応援団”突然の沈黙

  6. 6

    嵐がこけら落としに 新国立“音ダダ漏れ”で周囲にファン殺到

  7. 7

    考案者・中西進氏「令和とは自分を律して生きていくこと」

  8. 8

    栄氏復帰も選手に不信感…女子レスに“伊調馨コーチ待望論”

  9. 9

    「犬用の棒切れ貸し出します」NZ男性のアイデアに絶賛の声

  10. 10

    卓球やバドのファイナル優勝賞金 なぜこれほど安いのか?

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る