故・伊良部秀輝が描いた見果てぬ夢「野球をやめることになったら、米国で…」

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元巨人の橋本清氏による「僕だけが書けるスター選手の真実」(第17回=2004年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 前回に引き続き故・伊良部秀輝について綴られた、元巨人の橋本清氏(評論家)による「僕だけが書けるスター選手の真実」(第17回=2004年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。(※この項は全4回。今回はその④)

  ◇  ◇  ◇

 今季終了後、阪神から戦力外通告を受けた伊良部は今、現役続行に向けてトレーニングを行っている。引退も頭をよぎったようだが、思いとどまった。理由は2つある。

「右ヒザを故障した今季は、満足な働きができなかった。不本意な成績のままやめたのでは、今まで応援してくれたファンに申し訳が立たない」

 伊良部は、「少なくとも来年の2月までは現役としてトレーニングを続ける」と言った。その時点で右ヒザの不安が完全に解消されれば、「テストでも何でも受けて、現役続行への道を探す」と、ボクに真剣なまなざしを向けてきた。

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