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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

TPPのウソ<6>数字増強“ドーピング”で大きな経済効果と喧伝

公開日: 更新日:
強行採決を警戒し連日抗議が続く(C)日刊ゲンダイ

 内閣府はTPPによる経済効果や影響を何度も試算しているが、その数字の出し方はかなり意図的だ。現状の2015年試算では、TPPによる全面的関税撤廃によりGDP(国内総生産)は13.6兆円の増加となっているが、これは前回(日本がTPP交渉に参加した2013年)の試算3.2兆円増の4… 

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