石原氏の別荘買った企業 「海の森」受注の絶妙タイミング

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 2020年東京五輪のボート・カヌー会場で注目されている「海の森」。石原慎太郎元都知事が16年五輪招致に向けて「ゴミの山を森に再生する」として、9年前から公園整備を進めてきた。これまでに投じられた税金は約45億円。日刊ゲンダイは情報公開請求により、公園整備事業の「入札経過調書」を入手。保存期間となる過去5年分の資料を精査すると、慎太郎氏の「3億円別荘」を購入した企業が“絶妙のタイミング”で工事を受注していた。

 14年7月、神奈川・逗子市にある慎太郎氏の別荘を購入したのは、緑化・造園事業を手掛ける「かたばみ興業」なる会社。かねて慎太郎氏との癒着が指摘されてきたゼネコン大手・鹿島建設のグループ企業である。か社は石原都政時代の08年11月に「海の森」の公園整備事業を約5600万円で受注したが、その後は応札するも逸注が続いていた。

 入手した資料によると、11~13年までの3年間に「海の森」の公園整備事業の入札は計14件。うち6件にか社は応札したが、いずれも失敗した。5年以上連敗続きだったのに、突然、“春”が来たのは別荘購入の半年前のこと。14年1月23日に競合2社を抑え、6700万円で工事を受注。さらに、4度の失敗を挟んで、翌15年10月には2社と共同事業体を組み、盛り土工事など約2億4844万円の大型案件の受注に成功する。2位の共同企業体とは8000円の僅差だった。

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