米情報機関が報告 プーチンが握るトランプの“乱痴気動画”
米国のトランプ次期大統領がロシアの情報機関に弱みを握られたという情報が流れて、大騒ぎになっている。乱痴気動画の存在まで取り沙汰され、トランプは火消しに躍起だ。ツイッターや当選後初会見で「偽ニュースだ」と吠えたが、火を付けたのがCIA(中央情報局)やFBI(連邦捜査局)などの米情報機関だから、シャレにならない事態になってきた。
きっかけは、米CNNが入手した大統領選に対するロシアの干渉をまとめた、米情報機関の報告資料だった。トランプ絡みの2ページの極秘文書が添付され、ロシアがトランプの私生活や財務情報を掴んでいるとあったのだ。
そのベースになったMI6(英対外情報部)の元要員による35ページのメモを、米ニュースサイト「バズフィード」が公開。とんでもない行状が書き連ねられている。
例えば、2016年6月20日付の、〈機密〉扱いされた〈米大統領選挙:共和党候補者ドナルド・トランプのロシアでの活動とクレムリンとの関係〉というタイトルのメモ。それによると、西側同盟国の分断を狙うロシアは、少なくとも5年以上にわたってトランプを支援。その過程で〈トランプの個人的な強迫観念と性的倒錯〉に関する情報を掴んだという。