高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

厚い与党の壁 存在感を示せない蓮舫執行部にとって正念場

公開日:

 国会は政府・与党のペースであれよあれよという間に進んで、来年度予算案も史上最速、会期末まで1カ月以上を残して衆院を通過するというありさまである。

 民進党はじめ野党としては、南スーダンPKOをめぐる防衛省の嘘報告、文科省の組織的な天下り斡旋、共謀罪をめぐる説明の右往左往などをやり玉に挙げて、大臣のクビの1つか2つ飛ばしたいところだが、3分の2の議席を押さえる与党の壁はあまりに厚く、存在感を示すことができないでいる。

 どうしたらいいのか、野党のベテラン議員に尋ねると、こう言う。

「与野党が拮抗している時なら、こうやって事件やスキャンダルで攻め立てて与党内の動揺を誘うということも可能だが、これだけ議席差があると、向こうに知らんぷりされたらどうにもならない。やはりこういう時には、大きな政治に立ち返って、たとえば、憲法改正についての党論を先制的にまとめて論争を仕掛けるとか、アベノミクスの4年間を徹底総括して新たな経済・福祉政策パッケージを提唱するとか、骨太のビジョンを打ち出して『なぜ安倍政治をこれ以上続けさせてはならないのか』を国民にアピールしないとダメだ」

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