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高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

厚い与党の壁 存在感を示せない蓮舫執行部にとって正念場

 蓮舫代表は連合を何とか説得して「2030年原発ゼロ」方針を3月の党大会で打ち出そうとしていたが、調整が難航して見送る考えだ。

「方向性はいいと思う。どうやって原発ゼロに近づいて、その分どの再生可能エネルギーをどう増やすのかの工程表を突きつければ、自民党は困る。電力総連20万人が民進党支持をやめたって、原発再稼働に怒っている何百万の市民が支持に回るだろう。さらに、その原発ゼロを中心的な柱のひとつとして野党選挙協力が組めれば、次期総選挙で勝てる可能性も出てくる」

 しかし、社民党や共産党は「即ゼロ」だから折り合いがつくのかどうか。

「まず民進党が、30年代と言っていたのを30年にする。そして野党協力の際には『遅くとも30年までに』と言ってしまえばいいんだ。そのあたりのとりまとめは、小沢一郎に任せておけばいいんじゃないか」と彼は言う。

 なるほど、原発ゼロで骨太方針を打ち出して、それを軸に野党選挙協力への展望を開くことができれば、民進党にもまだ生き残りの余地があるということだ。逆に、そこを突破できないと、総選挙どころか7月の都議選で負けて執行部辞任、崩壊に向かう。蓮舫執行部の正念場である。

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