日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

昭恵夫人付に全責任転嫁 森友“幕引きシナリオ”は完全破綻

森友学園の名誉校長のために公務として動いたと考えるのが自然

「昭恵夫人付職員が個人で作成・所有したもの」「夫人付職員個人が回答」

 谷氏のファクスについて、参院予算委で菅官房長官はこう答弁していたが、これには驚きだ。要するにファクスのやりとりは、谷氏が個人的に行ったもので、昭恵氏とは無関係だった、と言いたいらしい。確かに小泉元首相の首席秘書官を務めた飯島勲氏のような大物秘書であれば、自身の判断で動くこともあるだろう。しかし、谷氏は単に経産省から出向していただけの役人である。「内閣総理大臣夫人付」の肩書で好き勝手に振る舞っていたとは到底思えない。「ミスター文部省」と呼ばれた元官僚の寺脇研京都造形芸術大学教授はこう言った。

「役人が勝手に動くということは絶対にありません。昭恵氏が自身のフェイスブックなどでも明かしている通り、谷氏は昭恵氏の秘書役だったわけで、仕事として公務で財務省に問い合わせ、回答を得てファクスを送ったと考えるべきです。しかも、谷氏は昭恵氏が塚本幼稚園で行った講演に随行し、名誉校長に就任したことも知っていた。つまり、昭恵氏が森友学園の“一員”だったことを把握していた。その森友学園側から『調べて』と頼まれれば、当然、昭恵氏のために動いたと考えるのが自然です。(菅官房長官の答弁は)すべての責任を谷氏に押し付けているようで、本人を侮辱していますよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事