二足のわらじ務まるのか 豊田議員の新政策秘書に疑問の声
「このハゲー!」の絶叫とともに姿を消した豊田真由子衆院議員(42)の新たな政策秘書に決まったのが、青森県板柳町の現職町議の松森俊逸氏(61)だ。妻は豊田議員の公設第1秘書。松森氏は9日板柳町議会で会見し、「妻に頼まれて政策秘書になった」と説明し、産経新聞の取材には「現在は(豊田議員の)国会事務所で電話番をしている」とも語っていた。
永田町で電話番をしているのに、地元の青森で会見とは奇っ怪だ。本当に電話番をしているのか――。豊田議員の国会事務所に電話すると、女性秘書が「事情がよく分からない」と断った上でこう話してくれた。
「松森さんとは何度かお会いしましたが、勤務のことは知りません。今後は豊田議員の地元事務所(埼玉)と国会事務所を行き来するのではないでしょうか」
事務所には顔を出しているようだが、勤務実態には怪しさが残る。
松森氏は2016年から町議を務めている。議会には保守系会派が2つあり、町議11人のうち、彼だけが会派に属していない。