平昌五輪派遣で注目 正恩の妹・金与正は“謎だらけの女”
9日に開幕した平昌冬季五輪で注目されているのが金正恩の妹・金与正だ。北朝鮮のロイヤルファミリーで故金日成の直系を意味する「白頭血統」の一員が訪韓するのは初めてだが、この与正、実に素性がはっきりしない。
生まれは1987~89年の間とされ、実年齢は不明。分かっているのは96~01年にスイス・ベルンの国際学校に留学したこと。このとき正恩も同校に留学していたため、当時から2人は仲が良かったとされる。2人が金正日と在日朝鮮人だった第3夫人、高英姫の間に生まれたのは有名な話だ。
「ただし顔が似てないことが以前から話題になっていました」とは北朝鮮ウオッチャー。
「そのため『2人とも父親は金正日で間違いないが、正恩は別の女性から生まれたのでは?』との声もある。ウソかまことか、日本人拉致被害者が母親という説もあります」
与正が初めて北朝鮮の国営メディアに登場したのは11年12月の金正日の葬儀のとき。正恩のそばで涙を流している姿が報じられた。以来、ポニーテールの髪と黒のスーツがトレードマークとなっている。