再任は約60年ぶり 任期満了迎える日銀・黒田総裁が続投へ

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 政府が4月に任期満了を迎える黒田東彦日銀総裁(73)を再任する方針を固めたことが9日、分かった。

 景気回復を導いた大規模な金融緩和を高く評価。デフレからの完全脱却に向け続投が望ましいと判断した。現在の緩和路線は当面継続される見通しだが、金融政策の正常化が課題になる。再任は約60年ぶり。

 日銀総裁は衆参両院の同意を得て、内閣が任命する。任期は5年。政府は月内にも今国会に人事案を提示する。2人の副総裁のうち1人は、雨宮正佳理事を昇格させる方向で調整している。

 日銀総裁人事をめぐっては、黒田氏が再任されれば5年の任期満了時点で78歳となるため、高齢が問題になるとの見方も一部にあった。

 再任は1956年から64年まで務めた故山際正道氏以来だが、過去に2期10年を満了した総裁はいない。

 安倍首相は今月6日の衆院予算委員会で「市場の空気を変えていく力になった。私は黒田総裁の手腕を信頼している。2%の物価安定目標に向けて着実に進んでいただきたい」と話していた。世界的な株価急落もあり、再任で市場の不透明感を払拭する狙いもあるとみられる。

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