安倍晋三は母親の愛に飢えたマザコン…石破茂は厳しい家庭
【対談】政治評論家・野上忠興×ジャーナリスト・鈴木哲夫
野上 安倍の母、「ゴッドマザー」と呼ばれる洋子は、周知の通り、岸信介元首相の長女です。安倍にとって兄である長男・寛信は安倍家の跡取り。岸にとっても初孫だから、祖父と父・晋太郎の2人は長男を溺愛しました。次男の安倍にとって、これはルサンチマンになっていく。兄は両親の愛情をいっぱい受けているのに、それに対して自分は何なんだ、と。そのうえ、両親とも選挙区の山口へ行ってばかりで、東京の自宅にはいない。安倍はかつてインタビューでこう言っていました。
<やっぱり普通の家庭への憧れはあった。人の家に遊びに行って友達が両親なんかと楽しそうに話していたり、父親と何か楽しそうにやり合っていたりするのを見ると、「ああ、いいな」と思ったものだ。それに引き換えうちの家には父は全然いないし、母も選挙区へ帰ることが多かった。だから父がたまに家にいたりすると、何かギクシャクした感じがしたほどだった>