宮腰光寛沖縄・北方担当大臣が代表を務める政治団体「自民党富山県第2選挙区支部」が、談合で行政処分を受けた企業から献金を受けていたことが同支部の政治資金収支報告書で分かった。
献金していたのは富山県黒部市の電気工事業者。関西電力発注の送電線工事で談合をしていたとして、2014年に公正取引委員会から独禁法違反による排除措置と213万円の課徴金納付を命じられていた。献金は14~16年の3年間に毎年12万円ずつ計36万円。
宮腰大臣の事務所は、この業者が行政処分を受けた事実を知らなかったとしたうえで、「受け取った献金を返還することで業者と合意した」とコメントを出した。