デービッド・アトキンソン
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デービッド・アトキンソン

1965年、英国生まれ。オックスフォード大学卒。小西美術工藝社社長。ゴールドマン・サックス時代、日本の銀行の不良債権の実態を暴いて注目される。新著「日本人の勝算」(東洋経済新報社)を出版。

国会議員の半数を女性にすることはあまり意味がない

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 この世の中に“いいデフレ”というものがあるのかやや疑問だが、高齢化社会はデフレ圧力が強まりやすい。65歳以上の高齢者層は資産はあるが、収入は少ない。それゆえ、インフレにつながる政策を嫌い、インフレ政策を進める政治家は選挙で当選しにくくなる。

 最低賃金引き上げの考え方は、いたってシンプルだ。賃金を上げることによって、これまで何もしてこなかった経営者の尻を叩くことだ。

「毎年、最低賃金を5%ぐらいずつ上げ、経営者に考える能力を上げてもらう。そこからいろんな発想が生まれてきます。これまで日本の経営者の多くは何もしないのに1000万円単位の役員報酬をもらっていたのだから、変化を起こそうとしてきませんでした。こう言うと、『いや、日本人は“足るを知る”を重んじる国民だから、GDPが減ってもそれに耐えられる。今までのやり方を変える必要はない』と反論する人もいます。しかし、このままでは集団自殺と同じで、それをどうやってやめさせるかの段階なのです。極論すると、貧困率が高まる日本では、貧しい子供がいるなら、無理やりにでも親の給料を上げて国が保護してやる。諸外国では、国家公務員の女性比率が高い。それは国が最大の雇用者で、国家公務員は最大の組織なので柔軟な対応ができるからです」

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