袴田茂樹
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袴田茂樹安全保障問題研究会会長

新潟県立大学教授。青山学院大名誉教授、安全保障問題研究会会長。「ロシアへの反論」(共著=自由国民社)、「沈みゆく大国」(新潮選書)など著書多数。

北方領土問題の「本質」はロシアによる日本の主権侵害だ

公開日: 更新日:

「平和条約締結後に歯舞、色丹両島を日本に引き渡す」と明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させる――。安倍首相とロシアのプーチン大統領の首脳合意から4カ月。日本メディアは「2島返還+α」「2島先行返還+継続協議」などと大々的に報じたものの、交渉は加速どころか、後退の一途だ。なぜ進まないのか。ロシア専門家が日本人の知らない「真実」を解き明かす。 

  ◇  ◇  ◇

 安倍首相が北方領土問題に対し、歴代の首相の中でも最も熱意を持っていることは評価したい。だが、今の領土交渉については強い懸念や疑念を抱いている。

 まず、なぜ北方領土問題が重要なのか。おそらく国民の多くは、あの小さな島の行方は単なる「国家のメンツ」の問題で、日本経済にも我々の生活にも影響があるとは考えていないだろう。しかし、それは間違いだ。北方領土問題に真剣に対応しなかったため、外交的に深刻な結果を招いた具体例をひとつ挙げたい。

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