有識者も“軟禁”…安倍官邸「新元号」発表へ秘密保持の異様

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 異様なピリピリムードだった。安倍官邸は1日の新元号発表まで、候補も含めて事前に情報が漏れないよう、秘密保持に全力を挙げた。有識者懇談会メンバーや衆参両院正副議長らのスマホなどを没収。有識者には官邸に入る際に所持品検査を受けさせ、元号案提示後も部屋にとどめ、“軟禁状態”に。有識者がトイレに行く時も職員を随行させる徹底ぶりだった。

 その上、官邸建物内に置かれている植木全部に盗聴器などが仕掛けられていないかも総点検。会議が行われた部屋には盗聴防止の妨害電波を流すほどの念の入れようで、官邸に詰めた記者たちの携帯電話までつながりにくい状況に陥った。

 官邸は新元号が事前に報じられれば差し替える方針だったが、徹底した秘密管理もあって杞憂に終わった。とはいえ、数時間後には日本中に知れ渡る新元号をまるで最高レベルの国家機密扱いとは、何から何まで異様な対応である。

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