保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が新書版「陰謀の日本近現代史」(朝日新聞出版)として好評発売中。

天皇を欺いて「死んでもらわなければ困る」という立場に

公開日: 更新日:
1955年4月、富永恭次はソ連から帰国した(C)共同通信社

 万朶隊の隊員に陸軍伍長の佐々木友次がいた。昭和19年11月12日の攻撃に佐々木は4番機で出撃することになっていた。九九式双発軽爆撃機の操縦には4人が必要とされたが、佐々木は800キロもの爆弾を積み、一人で飛行したという。

 佐々木はレイテ湾でアメリカ艦に突っ込むが失敗する…

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