トランプに取られ損…日米貿易交渉は「失うだけの協定」

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 安倍首相は「両国にとってウィンウィンで進んでいる」と言ったが本当か? 日米貿易協定交渉をめぐり、安倍首相とトランプ大統領が25日、大枠合意し、来月、正式署名を目指すという。

「多くの成果は7月の選挙後まで待つ」「8月に素晴らしいことが発表される」――。これは5月に来日時のトランプのツイートと発言。この通りの展開で、つまりトランプペースということだ。

 協定の詳細は正式合意後に発表するというが、東大教授の鈴木宣弘氏(農政)は、「日本側が失うだけの協定」とこう話す。

「早期決着を求める米国の要請に応えて先行実施するものを決め、コメや乳製品は先送りされたが、再協議されるのは間違いない。米中貿易戦争で行き場を失ったトウモロコシの追加輸入の約束がセットされ、これも『TPP超え』です。一方で、米国は離脱前のTPPで約束していた普通車は25年後、大型車は30年後という気の遠くなるような自動車関税の撤廃合意さえ破棄するとしている。まさに差し出すだけです」

 茂木経済再生相は、これで幕引きを強調したが、大統領選向けアピールで強欲なトランプのこと、まだまだ分からない。

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