姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

斬新なバンコクのショッピングモールに完敗した日系百貨店

公開日: 更新日:

 日本モデルは素晴らしい――。1980年代、東南アジアの小売業界で高まる「日本に学べ」という機運とともに、日本企業も積極的なアジア展開を行った。振り返れば、あのときの「ヤオハン」は輝いていた。シンガポール、マレーシア、ブルネイ、香港とアジアを席巻し、「買い物ならヤオハンだ」と地元に根差す店に成長した。伊勢丹はすでに72年にシンガポール店をオープンしており、現地に多くのファンをつくった。90年代初め、シンガポールに語学留学していた筆者も鼻が高かった。だが、「日本の百貨店はすごいでしょう」と言えた時代は終わってしまったのか。

 今夏、筆者が訪れたバンコクの伊勢丹は物悲しかった。食品が並ぶいわゆる“デパ地下”は“デパ5階”になっているだけで、あとは日本の売り場を忠実に再現しているのだが、外にはこれほど人の往来があるというのに、売り場には、従業員が気の毒になるほど平日の日中は客がいなかった。

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