姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

「4000万人かき集め戦略」でインバウンド歓迎ムードが一変

公開日: 更新日:

 G7メンバーの日本は世界の先進国――。こうした考え方は、だんだん通用しなくなっているのではないか。中国やアジアを中心に取材するジャーナリストが見て聞いて感じたこの国の危うさをリポート。

  ◇  ◇  ◇

 来年の東京五輪本番を前に、国民はインバウンドにお疲れ気味だ。特に外国人観光客の3割を占める中国人観光客は依然、頭の痛い存在だ。「宿や公共交通の予約が入れられない」「北海道の田舎ですらものすごい中国人客」「話し声が大きいので、旅先でしみじみできない」――。筆者のコラム記事には「中国人客はもうたくさんだ!」という読者コメントが毎回、多数寄せられる。確かに、日本人が日本の旅を楽しめないなんて本末転倒だろう。

 そもそもなぜ、これほどの中国人が日本に来るようになったのかといえば、ビザの乱発に他ならない。日本はビザ発給が厳しいことで有名だったが、2000年代後半から、これを段階的に緩めた。日本政府は「2020年に4000万人」を訪日客誘致の目標に掲げたが、実現するには、最大の送客源となる中国人のビザ発給要件を緩和して、かき集めてくるのが手っ取り早い。2年前、中国在外公館に勤務する外務省関係者が「あまりの申請数で休みもない」とボヤき、ビザ発給の対象者数が尋常ではないと訴えていたことを思い出す。

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