高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

日本の官邸とホワイトハウスのパイプは両端で断ち切られた

公開日: 更新日:

 “クレージー・ボルトン”と陰で呼ばれていたネオコン過激派のジョン・ボルトンが安保担当補佐官の座を追われたことは、世界にとっては朗報だが、安倍晋三首相にとっては悲報といえるだろう。周知のように、安倍は昨年春までは「北朝鮮に対話は必要ない」「最大限の圧力をかけ続けることで日米は完全に一致している」と勇ましく叫び続けてきたが、その米国にあっさりと裏切られて周章狼狽。トランプに愛されている正妻は自分だと思い込んでいたら、突然現れた若い愛人に旦那を奪われてしまったような惨めな姿をさらすことになってしまった。

 その安倍にとって、トランプが金正恩に傾きすぎないようにするための最後の望みがボルトンだった。

 彼はネオコン過激派特有の「世界中の独裁者を抹殺せよ」「対話などとんでもない。国家崩壊を仕掛けるのみ」という極端なイデオロギーの持ち主であるから、昨年春に就任するや否や、シリアのアサド大統領に向かっていきなりミサイルをブチ込み、続いてイランの核合意は破棄してイスラエルとイランの関係を戦争寸前にまで追い込もうとした。

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