実弟を特別待遇 桜を見る会「安倍ファミリー枠」証拠写真
昭恵夫人に限らず、ファミリー全員に「特別枠」があったのか――。安倍首相主催の「桜を見る会」に、また新たな疑惑だ。安倍首相の実弟で岸家の養子となった岸信夫衆院議員(山口2区)まで、えこひいき。大勢の地元支援者を招待し、桜をバックに記念写真。税金でタダ飯、タダ酒を振る舞った。兄弟そろって公選法に抵触しかねない。
写真①は2017年4月14日、ホテルニューオータニで開かれた安倍後援会主催の「前夜祭」が終わった後、岸夫妻と参加者たちを撮影したもの。智香子夫人のフェイスブック(FB)に投稿されていたが、“桜疑惑”に火が付いて以降、削除されたという。
問題は岸氏と一緒に写った人物だ。前列の智香子夫人や、選挙区の大票田である岩国市の福田良彦市長のほか、集票に貢献している支援者が勢ぞろい。現地・岩国市を取材したジャーナリストの横田一氏が指摘する。
「後列右端のピースをしている女性の隣にいる黒い上着の男性はN・T氏。岩国市のコンクリート製造会社の社長を務め、岸氏や福田市長の選挙で常に汗をかく熱心な支援者です。ほかにも、地元建設会社の社長4人が一緒に写っています。いずれも岩国市の指名業者で、選挙の実動部隊として岸氏は世話になっている。彼らにどんな『功績』や『功労』があったのかは知りませんが、岸氏の選挙に関して『功績』があったのは間違いない。そのご褒美として招待されたのでしょう」