安倍首相また疑惑 18年「桜を見る会」で総裁3選“支持固め”
安倍首相の独断で突然、中止が決まった来春の「桜を見る会」。狙いは、公金を利用した支援者“買収”疑惑にフタをするために違いないが、逆に疑いは濃くなっている。一体、誰を“買収”したのか謎は深まるばかりだが、内閣府は「招待者名簿は廃棄した」と強弁。実は、安倍首相が税金で賄う桜を見る会を昨秋の自民党総裁選の勝利に向けた“支持固め”のため、私物化していた疑いまで浮上した。
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14日の野党追及チームの会合で、招待者名簿の保存期間を「1年未満」にした時期を問われ、内閣府の担当者は「2018年の4月1日」と明言した。
各省庁がまとめた桜を見る会参加の「推薦者名簿」について、総務省と文科省の保存期間は「10年」。さらに、天皇・皇后主催の園遊会の招待者名簿については「30年」と定めている。内閣府がとりまとめた招待者名簿だけ「1年未満」なんて、かなり不自然である。
内閣府は名簿の電子データも廃棄したというからフザケているが、保存期間を「1年未満」と定めた時期が「18年4月」というのは、いかにも怪しい。名簿を「即廃棄」できるようにしたのは、同年4月21日開催の桜を見る会がきっかけとなった可能性がある。