著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

吉田茂と大久保利通の「開国」をめぐる5つの共通点

公開日: 更新日:
五・一五事件。難を逃れ、犬養毅首相を弔問する牧野伸顕内府(手前左、1932年5月16日=日本電報通信社撮影)

 明治維新を第1の開国とすると、第2の開国はこの講和条約の発効以後となる。両者にはいくつもの共通点があった。むろん相違点も多いのだが、重要な点では共通点の方が多いと言えるのではないかと、私には思える。

 あえて共通点を挙げておこう。

(1)第1の開国を主導した中心人物… 

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