著者のコラム一覧
堀田佳男ジャーナリスト

1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明 」など。

<4>トランプ勝利当てた大学教授「今年はバイデンが勝つ」

公開日: 更新日:

 米国だけでなく、英ロンドンで100年以上の歴史がある政治誌「ニュー・ステーツマン」もバイデン勝利を予測。10月中旬、バイデン氏の勝率を88・5%とした。

 また2個人としてバイデン氏の勝ちを予測しているのは、エール大学経済学部のレイ・フェア教授とアメリカン大学歴史学部のアラン・リッチマン教授だ。両教授は4年前も学究的なアプローチによる当選予測モデルを駆使して、ヒラリー氏ではなくトランプ勝利を言い当てた研究者だ。

 筆者は今週、リッチマン教授にインタビューする機会があった。教授の予測モデルは経済成長率や社会不安、現職大統領のスキャンダルの有無、外交・軍事面での成否など、13の要因を検証して当否を予測する。1984年に予測モデルを発表以来、ハズレはない。教授は「今年はバイデン氏が勝ちます」と断言した。

■元側近バノン「トランプはまけたら2024年再出馬も」

 ここまでくると、4年前のような番狂わせの可能性は極めて低くなる。むしろ現職トランプ大統領には屈辱的な「バイデン圧勝」という流れになることも十分にある。

 トランプ政権のスティーブ・バノン元首席戦略官は豪メディアにコメントを出している。

「トランプ氏が負けたら、彼は2024年の選挙に再出馬しますよ」

 仰天ニュースである。

【連載】大混乱必至 11.3米大統領選直前リポート

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