堀田佳男
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堀田佳男ジャーナリスト

1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明 」など。

<1>トランプ大統領は弱気も…“追い風”の不気味なデータ

公開日: 更新日:

 米大統領選挙の投開票日(11月3日)まで2週間ほどになった。戦後、再選に失敗した大統領は2人(カーター、ブッシュ父)しかおらず、現職大統領は本来有利なはずだが、トランプ大統領は苦戦を強いられている。

 強気な発言が多いトランプ氏も、各種世論調査では今、民主党バイデン候補に約10ポイントのリードを許している。10月16日、南部ジョージア州での遊説でこう述べた。

「政治史上、最悪の候補(バイデン氏)に私が負けたとしよう。その時はいい気分ではなくなるだろう。もしかしたらこの国を去らなければいけないかもしれない」

 普段の言動からは想像できないほど弱気な発言であり、負けを意識した予防線とも受け取れる。新型コロナウイルスの感染対策の失敗、人種問題への不適切な対応、さらには脱税問題など個人的なマイナス点もある。

 調査会社ギャラップ社による「国の歩む方向に満足ですか」との問いに、現在「イエス」と回答しているのはたった14%。再選を逃したカーター(12%)、ブッシュ父(14%)も同じように10%台で低迷していた。

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