著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

軍が演出した南京陥落の歓迎デモを秩父宮殿下はどう見たか

公開日: 更新日:
歩兵少佐に昇進、弘前連隊へ赴任する秩父宮殿下(宮邸玄関)=1935(昭和10)年8月2日(C)共同通信社

 日中戦争が長期持久戦になっていく事態に、日本国内は一気に戦時体制にと変わっていった。国民は耐乏生活を余儀なくされ、次第に軍事が中心の国家へと変貌していった。「欲しがりません、勝つまでは」といった類いのスローガンが街にあふれ、「贅沢は敵だ」という標語があちこちに張られた。青年層が… 

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