「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息

公開日: 更新日:

高市氏本人は意外に慎重

 ポスト石破を見据え、鼻息が荒くなっているのが、高市早苗前経済安保相の“一派”だ。筆頭格は西田昌司参院議員。商品券配布問題が出る前の12日、参院議員総会で「今の体制では参院選を戦えない。総裁選を実施し、新たなリーダーを選び直さないといけない」と吠え、次の首相にふさわしい人物として高市氏に言及。

 前回総裁選で高市氏の推薦人だった山田宏参院議員は、商品券配布について「政治とカネを巡る国会審議が行われている中、トップに立つ人間としてあまりに無神経で無責任だ」と産経新聞に語っていた。高市氏と近い青山繁晴参院議員も「違法の疑いがある。まず自ら省みて、進退も含めて決すべきだ」と報道陣に発言。高市氏を支持する自民党関係者は「この苦境をガラッと変えられるのは彼女だけだ」と期待を寄せる。

「高市さん本人に意欲があるのは確かです。ただ、いま総裁候補として名前が挙がる人物の中で、最も慎重なのが彼女だ。この状況で総理総裁を引き継ぐのはキツイ。参院選で大敗しようものなら、政治生命の危機ですから」(官邸事情通)

 醜悪な足の引っ張り合いを見せられる国民はたまったもんじゃない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

  2. 2

    立憲の消費税0%案「原則1年・食品限定」にこれだけの弊害…国民玉木代表は独自試算で批判連発

  3. 3

    国民民主党が参院選東京選挙区で“台風の目”に…元NHKアナ牛田茉友氏のみならず2人目擁立の狙い

  4. 4

    シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは

  5. 5

    自民を除く主要政党が「消費税減税」で完全一致なのに…早期実現を阻む安倍元首相の“大罪”

  1. 6

    滋賀・彦根市長選で“石丸伸二ベッタリ”現職まさかの落選…「再生の道」に“NO”突き付けられ都議選と参院選に黄信号

  2. 7

    消費税「食品ゼロ1年間」を参院選公約に…寄り切られた立憲野田代表の油断ならないバーター懸念

  3. 8

    「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ

  4. 9

    石破内閣15大臣「GW外遊」に血税9億円超! 物価高で野党が異例の「反対」も前例踏襲でイケイケの無神経

  5. 10

    小泉進次郎氏がドヤ顔“訪米”→現地シンポで「MAGA」礼賛…不自然なほどハイテンションな理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か