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栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

「脂」と「カロリー」は関係しない…脂肪肝を作るのは「血糖値スパイク」

公開日: 更新日:

脂肪肝」を放置していると、約10年で糖尿病になってしまうことが多い事実は、以前に説明しました。早めの段階で脂肪肝という問題にカタをつけておかなくてはなりません。

 ところが、脂肪肝に対して、食事に関して誤った情報をうのみにしている人が多く、かなり混乱しているのが現状です。今回も、肝臓を守っていくために必要な「脂肪肝を防ぐための正しい知識」についてのお話です。 肝臓に脂肪がたまる犯人は「糖質の過剰摂取」で、「脂ものを控えたところで脂肪肝を防ぐことはできない」──。ここがポイントです。「脂ものを食べると太る」というのも明らかな誤りです。肥満につながるのは糖質の過剰摂取であり、脂肪はたくさん取っても肥満につながることはありません。なぜか。糖質は血糖値を上げますが、脂質は血糖値を上げないからです。この簡単な理屈を理解していると、脂肪肝や肥満から身を守ることができるのです。その機序はのちほど説明しましょう。

 とはいえ、みなさんの中には「脂ものは『無罪』っていうけれど、肉や揚げ物、てんぷらなんかのカロリーの高いものばかり食べていたら、カロリー過多で太っちゃうじゃないか」と思っている人もいらっしゃるかもしれません。ところが、カロリーを基準に何を食べるかを決めていること自体が無意味なのです。たぶん、「高カロリーのもの=太る」「低カロリーのもの=やせる」という単純な図式が頭に染みついているのではないでしょうか。

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