小池知事の都議選「公明応援行脚」の思惑…2日間で12候補にベタ張り、都ファ候補そっちのけ
終了後、加藤氏に今回の経緯を訪ねた。
「自分は一候補者なのでよくわかりませんが、党都本部が調整してくれたのでしょう。都議会公明党は小池都知事を支えていますから、来るのは不思議でもなんでもないと思います」
とはいえ、ここまでの“応援ラッシュ”はやはり異例だ。都議選では、自民党も小池知事に選挙支援を要請している。小池知事は13日の定例会見で、どのように候補の応援や支援を行うかという記者の質問に「政策的にさまざまな連携を取れるか」などを勘案すると話していた。
■公明党も知事との親密ぶりをアピール
「“応援行脚”の狙いはある意味、会見での言葉通りでしょう。自らに加勢してくれるのなら所属政党は問わないという姿勢です。自民はベテランを中心に反小池派がおり、裏金事件で印象も悪い。それなら、公明に接近した方が利益があるという判断です。公明側も党勢が低迷し、支持者の高齢化もあって議席減が予想されている。これまで以上に知事との親密ぶりをアピールし、支援者をつなぎ留めたいのでしょう」(都政担当記者)