国民民主党の失速が止まらない…“山尾志桜里騒動”で参院選は連合推薦候補も共倒れ危機
山尾氏の擁立阻止には組織だった動きもあった。玉木代表の右腕の榛葉幹事長は、山尾氏の処遇を決めた両院議員総会後、報道陣にこう説明していた。
「全国の国民民主党を支えている都道府県連、全国の地方自治体議員から〈山尾さんの公認は見送ってほしい〉という声がありました」
もっともらしいボトムアップによる意思決定に聞こえるが、実のところは支援団体の連合の「声」が大きかったという。
「連合が推薦するのは比例代表で戦う4人。現職3人は自動車総連、電力総連、UAゼンセン、新人は電機連合の組織内候補です。SNSを中心に広がる山尾嫌悪のあおりで比例票が減りかねないと焦り、『降ろし』を画策したようですが、いずれにせよ深手を負った」(野党関係者)
■まさに内ゲバ
共同通信の世論調査(14、15日実施)によると、国民民主の政党支持率は10.6%。前回から3.5ポイント下落した。参院比例代表の投票先と回答したのは11.5%。こちらも2.8ポイント下げた。内ゲバの果ての共倒れが見えてきた。
◇ ◇ ◇
国民民主党の玉木雄一郎代表は参院選後に辞任するという情報が……。 ●関連記事【もっと読む】『辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?』で詳報している。