「石破続投」に道筋か…自民党・森山幹事長の鹿児島県連会長「続投」が意味するもの
「世論調査の結果は、常に謙虚に受け止めなければいけない。報道各社の分析も見て、引き続き、国民の意見に真摯に耳を傾けて参りたい」
つまり、世論の多数が望めば、続投もアリということか。
森山氏は「辞任が既定路線」とみられてきた自身の幹事長職の進退についても、発売中の週刊文春で「辞任も選択肢にある?」という問いに「選択肢ではあります。ただ、責任を持って続けるということになるかもしれませんし、それはわかりません。まず総括してみないと」と意味深に答えていた。
「今月末にまとまる参院選の総括で、どうやら森山さんは、裏金問題が選挙結果に影響したと触れるつもりのようです。総裁選前倒しについても、総裁選管の逢沢委員長は進め方について森山さんと相談しながらやっている。総裁選の賛否の意思確認は『記名』になりそうだし、総裁選はやらなくなるんじゃないか」(別の自民党関係者)
「石破退陣論」が支配している永田町の政治記者の間で出回る「想定される政治日程」情報にも、最近<総裁選がない場合>という記載が出てきている。
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森山幹事長は、自民党総裁選前倒しを議論する選管メンバー構成でも絶妙なバランス感覚を発揮している。関連記事【もっと読む】などで詳しく報じている。