社民党参院議員ラサール石井氏に聞く 初の議員生活、芸能活動との両立、任期6年でやりたいこと

公開日: 更新日:

ラサール石井(社民党参議院議員)

ラサール石井氏(C)日刊ゲンダイ

 7月20日に行われた参議院選挙から1カ月半。8月の臨時国会では初登院の際のランドセルが大きな話題を呼んだ、69歳にして「ピッカピカの1年生」となったこの人に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──初の議員生活、どんなカルチャーショックがありましたか?

 国会ならではのしきたりというか、ルール面では驚きがありましたね。本会議場では、初日ですから、まず議長と副議長を選出するんですが、これはもうすでに決まっているんですね。でもわざわざ名前を書いて投票する。それから特別委員会の設置も、現行のものを、「異議なし!」と承認するだけ。随分予定調和なんだなと思って、まあ言われた通りやってたんですが、続いて「臨時国会の会期は5日間でいいか?」という採決をとることになったんですね。反対者がいるということで、「異議なし!」の唱和ではなく起立採決になったんです。会期は5日と聞いたから5日と思って立ったら、私の席の隣のれいわ新選組の皆さんが起立しない。加えて、山本太郎代表が「5日で(まともな審議が)できるわけねえだろー!」というヤジを飛ばしたんです。ええ、初日のこんな段階でヤジ? と驚いて、あとで山本太郎さんに聞いたら、「ああ、そういうことか。じゃあ、反対してもよかったんだ」と思ったけど、その場面を写真で切り取られて「ラサール石井、ガソリン暫定税率廃止に反対」とネットでフェイクを書かれて。すぐに訂正しましたけど、参りましたね。

 ──芸能活動はどうされるのでしょう?

 10月には臨時国会が始まる予定ですが、実は選挙に立候補する時点で10月にミュージカルの出演がすでに決まっていまして。それも主演です。立候補のオファーが来たとき、当初はそれを理由に断っていたんです。でも、社民党と何度も協議していく中で、「国会を休んだ日だけ議員歳費を返納すればいいんじゃないか?」というアドバイスを頂いて、それならばと思って立候補した経緯があります。

 ──では、出られるんでしょうか? 

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