知床観光船事故の初公判で無罪主張…何事もなかったかのように商売続ける“土下座社長”の鉄面皮

公開日: 更新日:

地元住民も呆れかえるほどの無神経さ

 桂田被告は自宅近くで車を運転している姿がしばしば目撃されている。事故後、宿泊施設名を変更したり、営業期間の拡大や設備工事を行うなどして、宿泊事業の立て直しや存続を図っている。

あの事故をきっかけに知床観光全体が大打撃を受けたというのに、本人はその自覚がないとしか思えない。遺族に対してもきちんと謝罪していないぐらいですから、地元にも何の説明もありません。関わりたくないという住民は多く、皆、呆れ返っています。事故の経営者とは知らずに宿泊している利用客がいるからなんとかやっていけるのでしょう。親も奥さんも幼い子どももいるからなのか、普通の神経の持ち主だったら、住み続けるのがつらくなるはずですが……」(地元関係者)

 悪天候が予想された中、事故は予見できなかったのか、出航判断は正しかったのかが、最大の争点となる。この3年半、まともに説明や謝罪もせず、配慮を欠いた言動を繰り返し、逃げ回っていた土下座社長に対する遺族の処罰感情は強い。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢