著者のコラム一覧
片岡健ノンフィクションライター

1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ノンフィクションのライターに。新旧様々な事件を取材し、新事実や冤罪を発見している。著作に『平成監獄面会記』、同書が漫画家・塚原洋一氏によりコミカライズされた『マンガ「獄中面会物語」』(共に笠倉出版社)、『もう一つの重罪 桶川ストーカー殺人事件「実行犯」告白手記』(リミアンドテッド)など。最新刊は2026年4月発行の『実録 死刑囚26人の素顔』(宝島SUGOI文庫)。

千葉刑務所同部屋受刑者殺害事件 同じ工場で働いていた受刑者が証言「罪を全然反省していなかった」

公開日: 更新日:

那須野受刑者は暴力的ではなかったが…

受刑者からの手紙(提供写真)

 今年8月、千葉刑務所で無期懲役囚の男が同じ部屋の受刑者の頭部を金属製の水筒で殴り、殺害した事件は、閉鎖的な場所で起きたためか、事件の背景がほとんど報道されていない。そんな中、筆者が文通している同刑務所で服役中のK受刑者が犯人の人物像について、手紙で情報提供してくれた。

 犯人の那須野亮受刑者(46)は06年12月、バイト先の都内の居酒屋の同僚女性(当時22)の自宅アパートに強姦目的で合鍵を作って侵入し、首を絞めて殺害するなどした人物。一方、殺害された同部屋の藤江彰受刑者(当時51)は17~21年、富士北麓地域の複数の宿泊施設に計10回侵入し、就寝中の女性11人(当時11~33)に性的暴行するなどし、懲役14年の刑に服していた。

 どちらもまぎれもない凶悪犯罪者と言える。ただ、那須野受刑者と以前同じ溶接工場で働いていたK受刑者はこう振り返る── 

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