全面切り替えでトラブル続き混乱拡大…それでも厚労省「マイナ保険証メリット周知」の笑止

公開日: 更新日:

 今月1日に従来の健康保険証が期限を迎え、2日から「マイナ保険証を基本とする仕組み」へ全面移行した結果、混乱が広がっている。

 上野厚労相は「データに基づくより良い医療」や「医療現場の負担軽減」など、「マイナ保険証のメリットを周知していく」と意気込むが、むしろデメリットが目立つ。

 全国保険医団体連合会(保団連)が先月27日に公表したマイナトラブル調査(10月14日~11月14日実施)には、医療機関から次のような困惑の声が寄せられた。

〈病院によって導入している機器(カードリーダー)が違うので、ご高齢の方が操作に戸惑われることが多い〉(熊本県・医科)

〈カードリーダーの操作案内のために、受付業務担当が1名多く必要になった〉(栃木・医科)

 ただでさえトラブル続きの中、厚労省の「現場丸投げ」が混乱に拍車をかけている。

 現状、保険診療を受ける手段は原則、マイナ保険証もしくはマイナ保険証を持たない人に送付される「資格確認書」。厚労省は11月12日、来年3月末までの暫定措置として「期限切れの保険証」でも受診可とする事務連絡を医療団体に通知したのだが、SNS上では〈さっき病院の窓口でいつも通り保険証出したら期限切れで使えないって言われて焦ったわ〉などの声が相次いでいるのだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 3

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  4. 4

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  5. 5

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ

  1. 6

    高市首相ようやく国会で答弁も…中身は「言い訳全開」で反省ゼロ! すべて「人のせい」の恐るべき厚顔

  2. 7

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発

  3. 8

    「麻生太郎は令和の藤原道長だ!」野田佳彦元首相が皇室典範改正案に激怒、執拗に“口撃”する思惑

  4. 9

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  5. 10

    高市政権“国会破壊”の裏返し…定数削減法案めぐり参政党・神谷代表が「神質疑」と絶賛される世も末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  3. 3

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    小栗旬は「思い入れがない」コメント…福田雄一監督また炎上でも仕事が減らない映画業界のウラ事情

  1. 6

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  2. 7

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  3. 8

    二宮和也をNHKが起用で音楽特番MCは元嵐まみれに…テレビ局では“ポスト嵐”探しが迷走中

  4. 9

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  5. 10

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ