公開資料は黒塗りだらけ…エプスタイン・ファイルはMAGA支持基盤を揺るがすか
■直接関係のない画像まで
一方、公開資料の中に「エプスタイン事件と直接関係のない画像」が含まれていたことも明らかになった。マイケル・ジャクソン氏、ダイアナ・ロス氏、そしてクリントン元大統領が、それぞれ自身の子どもたちと写っている、以前から公開されていた写真だ。しかし、文脈次第では、あたかも未成年被害者と関連があるかのような印象を与えかねないとして、懸念の声が上がっている。
司法省は、黒塗りの理由を「被害者保護のため」と説明している。ただ、その方法をめぐっては法案の趣旨に反するとして違法性を指摘する声が強まっており、結果として有力者を守るためではないかとの疑念や臆測も広がっている。
こうした不信感はMAGA派を中心にしたトランプ支持者の間にも浸透しつつあり、今回の対応が政権を支えてきた支持基盤に、新たな亀裂を生む可能性を指摘する論調も目立ち始めた。来年の中間選挙への影響を取り沙汰する声もあり、この問題の余波がすぐに収まる気配はない。



















