著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(90)昭和24年夏の「黒い霧」…下山・三鷹・松川という国鉄三大事件が変えた時代

公開日: 更新日:
国鉄の下山定則国初代鉄総裁が7月5日、出勤途中に行方不明。翌日未明、東京足立区の国鉄常磐線の線路上で、れき死体で発見。当時、職員の大量解雇問題があった(現場検証する警察捜査官ら、1949=昭和24=年7月6日)/(C)共同通信社

 下山事件、三鷹事件、松川事件はいずれも昭和24(1949)年の7月と8月に起こっている。これらは明らかに人為的事件であり、背後に何らかの思惑が働いていたことは疑いようがない。下山事件は、国鉄総裁の下山定則が常磐線路上でれき死体として発見されたものだが、その死が自殺か他殺か、その… 

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