中国大使館侵入事件で気になる“自衛隊の右傾化”…容疑者の3等陸尉は「幹部」だった

公開日: 更新日:

 気になったのは、村田容疑者がヒラ隊員ではなく「幹部」であることだ。陸自によれば、2025年3月に入隊し、今年1月に幹部候補生学校を卒業し、えびの駐屯地に配属されたという。

「3等陸尉は階級の名称で士官(幹部)の一番下。防衛大学校か一般大学から入隊したのでしょう。一般企業なら本社採用の大卒2年目といったところです」(海上自衛隊の元3等海佐で軍事研究家の文谷数重氏)

 村田容疑者の詳しい動機はまだよく分からないが、自衛隊の右傾化について、文谷氏はこう話す。

中国はけしからん、という議論を真に受けたのでしょうか。大卒の幹部候補生は約8割が理系で一般教養の知識が乏しく、『ライト・イズ・ライト(右派は正しい)』という雰囲気に染まりやすい。幹部候補生学校では精神教育をやり過ぎるきらいがあり、講師には桜井よしこ氏(ジャーナリスト)や竹田恒泰氏(作家)ら右派を招いています」

 以前、防大の教授も同大の教育実態に警鐘を鳴らし、右派論客の講演に苦言を呈していた。02~09年に防大教授を務めた孫崎享氏は事件についてこう言う。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体