高齢者の4割が就労希望…「働きたい」ではなく「働かねば生きられない」自助頼みの果ての老後消滅社会

公開日: 更新日:

病気だろうが体調が悪かろうが、とにかく働かないと生きていけないという現実

もはや「老後」は存在しなくなるかもしれない…(C)日刊ゲンダイ

 それはそうだろう。政府が12日に閣議決定した「高齢社会白書」の調査で、日本国内の65歳以上の人の約4割が「収入を伴う仕事をしたい」と回答したことだ。

 内閣府は昨年9~11月、「高齢社会対策総合調査(高齢者の経済生活に関する調査)」を実施。65歳以上の日本人(約1270人)、米国人(約840人)、ドイツ人(約770人)、スウェーデン人(約960人)を対象から回答を得た。

 日本以外の3カ国との比較は2015年から行われており、各国の高齢化率は米国が主要国の中でも低く、ドイツは高い。一方、スウェーデンは社会福祉が進んでいる国として、調査対象になっているという。

 調査結果によると、65歳以上の「働く意欲」をみると、米国、ドイツ、スウェーデンの75%以上の人が「今後収入を伴う仕事をしたくない」と回答したのに対し、その数値を大幅に下回る49.8%だったのが日本だ。

 日本は「収入を得られる仕事をしたい」と答えた人の割合が39%で他の3カ国を上回ったのだが、注目するべきは、この回答の理由として最も多かった「収入が欲しいから」との意見だろう。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,726文字/全文2,212文字)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  2. 2

    花博ならぬ高市首相PR動画が大炎上! 内閣広報予算10倍超「72億円」要求への猛反発も止まらない

  3. 3

    内閣広報室の予算要求が前年度比10倍超の72億円に爆増! 高市首相“ヨイショ体制”強化にネット大荒れ

  4. 4

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  5. 5

    庶民は景気悪化に身構えている お気楽なものだ「官邸おこもり」首相動静

  1. 6

    高市首相の「内閣改造」は留任だらけでドッチラケ…鈴木幹事長更迭も断念で事実上の“麻生内閣”

  2. 7

    激戦9.13沖縄県知事選 古謝陣営ラストスパートで醜聞噴出…「政治とカネ」めぐる疑惑も浮上

  3. 8

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  4. 9

    消費税減税で浮上する「担当大臣」設置案…火中の栗を拾わされる“貧乏くじ”は誰が引く?

  5. 10

    消費税減税「財源先送り」が円売り・債券売りの“火種”に…政府の《市場の信認得られるよう》遠のくばかり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  2. 2

    U18高校代表16人の全進路が判明! プロ志望7人、早大&青学だけで計4人、社会人は2人

  3. 3

    大谷翔平「古巣エンゼルス復帰」の仰天情報! エ軍球団売却とド軍オーナー不祥事が招く急展開

  4. 4

    テレ東「日本3大吞み食べドラマ」でも栗山千明「晩酌の流儀」に注目するワケ

  5. 5

    大谷翔平は「今季終了」か…現地で飛び交う「ロスで手術中」の怪情報とその根拠

  1. 6

    花博ならぬ高市首相PR動画が大炎上! 内閣広報予算10倍超「72億円」要求への猛反発も止まらない

  2. 7

    「男系」どころか「フカ系」? 神武天皇を持ち出す"皇統2600年論"と神話の奇妙な関係

  3. 8

    東京の下町3兄弟「足立・葛飾・江戸川」安さだけじゃない意外な魅力 問題視された治安は今や改善

  4. 9

    水前寺清子(2)「私にとって星野哲郎先生は人生の師です」

  5. 10

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々