“乱舞”する真偽不明の閣僚名簿…高市首相が「鈴木貴子広報本部長」の入閣を狙うワケ
“高市印”が多すぎる
新たに起用される11人の内訳は麻生派4人、旧安倍派2人、無派閥2人、あとは旧岸田派、旧茂木派、維新からそれぞれ1人ずつ。麻生派に配慮した人事といえる。
一見順当だが、どうも不自然なのは「高市印」が妙に多いことだ。例えば、青山繁晴衆院議員が環境相で、高鳥修一衆院議員は農相、中村裕之衆院議員は文科相とある。いずれも、高市首相を支える党内勉強会「保守団結の会」のメンバー。他にも、昨秋の自民党総裁選で高市首相の推薦人に名を連ねた4議員が「入閣」扱いである。「さすがに偏りすぎ。『高市周辺』が勝手に書いただけではないか」(官邸事情通)なんて声が上がっている。
“怪文書”みたいなものだが、見過ごせないのは、名簿に旧茂木派の鈴木貴子広報本部長の名前があることだ。ポストは法相である。
「次の内閣改造では『若い女性』の入閣が支持率アップの最大の目玉になるとみられていて、その筆頭が貴子さんです。2児の母であるため、法相よりも、こども政策担当相が有力視されている。今回、出回った名簿の『初入閣』の中で彼女は紅一点。目を引く存在でもありますから、入閣の可能性は高いとみられています」(同前)
貴子氏入閣説をさらに強く裏付けるのが、沖縄県知事選(13日投開票)を巡る、父・宗男参院議員の動きだ。
「選挙戦では、下地幹郎元衆院議員が土壇場で不出馬を表明。結果的に、自民などが推薦する候補との保守一本化が実現しました。下地さんと党本部間の水面下の交渉を仲介したのが宗男さんだった。高市総理は西村康稔選対委員長に『やれることは全てやって欲しい』と指示。宗男さんは“満点回答”を出した格好ですから、その論功行賞で『貴子入閣は確実』とみられているのです」(自民党関係者=前出)
政権浮揚と論功とは、古い自民党らしい人事である。
◇ ◇ ◇
注目される内閣改造・党役員人事については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


















