著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(55)近衛の総辞職を知っていた吉河光貞の貴重な証言

公開日: 更新日:
ドイツ人記者のリヒャルト・ゾルゲと評論家の尾崎秀実(C)共同通信社

 尾崎秀実に続いて、10月18日にはゾルゲも逮捕されている。いよいよこの事件の中心に日本の官憲は切り込んだのである。ゾルゲ事件については多くの著作によって全容が明らかになっているように思える。実際に日本の官憲は、ゾルゲとその周辺のスパイについて、細かな取り調べを行い、日本における… 

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